高次脳機能障害2級、2億円超の高額賠償|交通事故 弁護士
静岡地裁管内 (和解)
■高次脳機能障害(判例044)
■後遺障害等級:2級1号 確定年:2009年
裁判所認定額 約1億8,000万円
■静岡地裁管内 (和解)
裁判所認定額 約1億8,000万円
被害者の状況
①35歳・男性(会社員)
② 大型二輪車で直進中、センターラインオーバーの普通乗用車が衝突
③ 脳挫傷による高次脳 別表2級1号
認められた主な損害費目
逸失利益 | 約1億 100万円 |
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将来介護 | 約4,400万円 |
休業損害 | 約1,000万円 |
後遺障害慰謝料 | 約2,600万円 |
近親者慰謝料 | 約300万円 |
その他 | 約2,500万円 |
損害額
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約2億 900万円 |
弁護士費用 | 約700万円 |
遅延損害金 | 約1,700万円 |
総計
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約2億3,300万円 |
既払控除(任意保険) | ▲約2,300万円 |
既払控除(自賠責) | ▲約3,000万円 |
最終金額 | 約1億8,000万円 |
(表題及び文中では、自賠責3,000万円と最終金額1億8000万円を合算した2億1000万円を表示しています。)
詳細
加害者の主張
①将来介護料については、日額6,000円が妥当である。
②和解額として、総額1億5,500万円を提案。
裁判所の判断
①被害者の症状は非常に重く、実質的に併合1級に近い障害だった。そこで当事務所はそのことを訴え、専業主婦の妻が67歳までを日額8,000円、それ以降は1万8,000円が必要だと主張。そのうえで、遅延損害金、弁護士費用を含め、1億8,000万円での早期和解を提案した。
②その結果、裁判所は、将来介護料は最低でも日額7,000円は必要と認め、結果的に当事務所の提案した和解額は、弁護士費用や遅延損害金などの調整金を含めて当方の主張を全面的に認め手取り1億8,000万円(自賠責込み2億1,000万円)という、2級としてはきわめて高額な賠償を勝ち取ることに成功した。
当事務所のコメント
被害者はまだ30代ということもあって、家族は早く裁判を終結させ、介護に専念したいという願望を持っていた。当事務所はその要望に応じて、短期間でできる限りの主張を行った。本件は、最後まであきらめずに主張しつくした当方の勝利といえる。